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目指すは個人種目1位。新体操とストイックに向き合う努力家な少女

新体操選手・壇 伶奈

次に踏み出したい第一歩は?

お姉さんと一緒にクラシックバレエをはじめ、現在は新体操の教室に通っている小学2年生の檀伶奈さん。キラキラした瞳で「新体操で1位をとりたい」と夢を語る彼女からは、新体操愛がひしひしと伝わってきました。大人顔負けの高いモチベーションはどこからくるのでしょうか。ストイックな少女の中身にフォーカスしました。

体験レッスンで感じた、新体操との衝撃的な出会い

3歳年上の姉・英恵さんと一緒に、年少からクラシックバレエを習っていたという伶奈さん。ある時、お母さんの提案で新体操の教室の門を叩きました。体験レッスンを受けるやいなや、伶奈さんはすっかり新体操のとりこに。その時の様子を、「こんなに笑顔になるんだ!と思うくらい、キラキラとしていました」と母のひとみさんは語ります。

ーー新体操を始めたころに頑張ったことは何ですか?

伶奈さん:お姉ちゃんと同じでわたしも体が硬かったんですが、教室にいる年上のお姉さんたちはすごく体が柔らかくて、あんな風になりたいと思って筋トレとストレッチを頑張りました。

その才能はみるみる開花し、選手育成コースのテストを受けるまでに成長していきます。1年生の時にクラブ内の大会で2位入賞、その後クラブ対抗の全国大会のメンバーに2年生で一人だけ選ばれるなど、その成長は止まることを知りません。実績を積み上げていくなかで自信を持てるようになった伶奈さんは、普段の練習についても教えてくださいました。

リビングではバレエをする姉の英恵さんとスペースを分け合いながら、毎日技の練習をするほどの向上心。
早い曲に合わせてもきれいに技ができるように、今後も練習していきたいと語ります。

1位を目指す真っ直ぐな瞳と、燃え上がる負けん気

小学2年生ながら日々の練習によって腰の痛みや開脚時のふとももの痛みなど、不調もでてきていると話す伶奈さん。それでも、目指す個人種目1位に向けて、毎日の練習は欠かさないのだそう。そんな伶奈さんに、競技をするうえでの体の悩みを聞きました。

ーー毎日技の練習をしているとのことですが、体に出てきた不調はありますか?

伶奈さん:椅子に片足を乗せて足を縦に180度開く柔軟があるんですが、その時に腰が少し痛いです。なのでトレーニング前の柔軟をしっかりするようにしています。

ーー個人種目での1位を掲げている理由はなぜですか?

伶奈さん:団体はチーム全体の演技が評価されるので、どれだけ練習してもチームの総合評価になるんです。個人は自分だけの力だから、一人だけで納得いくまで練習できます。だから個人で1位になりたいんです。

新体操が好きという気持ちも、負けたくないという気持ちも、人一倍強い伶奈さん。そんな彼女の次なる目標は、クラブ内の発表会。個人演技で上位3名に選抜されると来年の大会に出場できるとのことですが、当然ながら伶奈さんの照準は「1位」。目標実現に向けて、今日も練習を続けています。

壇 伶奈

体を動かすことが大好きな小学2年生。