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おしゃれをもっと身近に。ヘア&メイクで人々の日常を彩る美容師ママ

スタイリスト・竹田 恵

次に踏み出したい第一歩は?

2人のお子さんを育てながらフリーランスのスタイリストを続けている竹田 恵さん。高校生の頃に美容師を目指し、そこから14年間美容師一筋でお仕事をしてきたそうです。撮影のヘアメイクとしても活躍する竹田さんは、ヘアとメイクを通しておしゃれを身近に感じて欲しいと語ります。今回は、竹田さんのスタイリストとしての道のりやこれからの目標や想いについてお聞きしました。

美容師から美容師ママに。フリーランスにステップアップするまでの道のり

幼い頃から、美容室でのカットによって雰囲気や見た目が変わる体験が好きだった竹田さん。髪型の変化で目の前の人に喜んでもらいたいと考えた竹田さんは、美容師を目指して美容学校に進学します。決めた目標は最後までやりたいという強い信念で順調に知識や技術を身につけ、地元のサロンに就職し、美容師人生をスタートさせました。

ーー憧れていた美容師生活が始まって、特に苦労したことを教えてください。

竹田さん:地元の新潟のサロンに就職して、そのサロンでスタイリストに昇格したのですが、スタイリストになるまでが特に辛かったですね。昇格をするためにテストがあるのですが、そのテストを受けるためにもカットやパーマなどの技術をたくさん練習しなければいけなくて、毎日朝から夜までサロンにいました。サロンの先輩にたくさん怒られて、落ち込むこともありましたね。

ーーサロンのスタイリストからフリーランスになろうと思ったきっかけは何ですか?

竹田さん:フリーランスを意識し始めたのは、結婚と子育てがきっかけです。子どもたちとの時間ももちつつ仕事もできるので、フリーランスが最適な環境だと思いました。自分で勤務時間を調整できるため、子育てをしながらでも無理なく仕事を続けられるのが魅力だなと思います。

ヘアアレンジやメイクでおしゃれを身近なものに。向き合って見えてきた「美容師観」

フリーランスに転身した竹田さんは、美容師としてだけでなくカメラマンさんとタッグを組んで撮影のヘアメイクとしても活躍しています。ヘアメイクという仕事を経験し、美容師としてこだわっていきたいことがよりはっきり見えてきたといいます。

ーーフリーランス美容師になって、大変だと感じることはありますか?

竹田さん:店舗の美容師とは違って、個人で集客をしなければならない点が大変だと感じます。インスタなどのSNSで集客をする美容師が多いのですが、普段のサロンワークに加えて投稿を作成したり、DMに返信したりするのがなかなか難しいなと思います。あとはヘアアレンジなどの情報収集が大変ですね。トレンドがあるので、本やSNSで常に情報収集するように心がけています。大変なことは多いのですが、ヘアメイクとして仕事の幅を広げられたことで、さまざまな世代や職業の方と関わることができるようになりましたし、さらにやりがいも感じるようになりました。

ーーお客様との関わり方で心がけていることや仕事をするうえでのポリシーはありますか?

竹田さん:自分が母になってから、時短で簡単なアレンジやセットなどを意識するようになりました。朝の忙しい時間のなかで髪の毛をセット・アレンジしているのはお客様も一緒だと思うので、時間をかけなくてもかわいくきれいにできるセット方法をお伝えするようにしています。サロンで一時的にきれいになるだけではなくて、家での再現性もきちんと考えてアドバイスをするように心がけています。お客様の素材を活かしながら、一緒に悩みを解決できたら嬉しいです!

ーー最後に、竹田さんの今後の目標を教えてください!

竹田さん:家事に育児に忙しいお母さんでも気軽におしゃれができるように、ヘアやメイクからサポートしていきたいですね。忙しくても「やってみよう」と感じてもらえるようなヘアアレンジやセットの提案で、おしゃれを手間だと感じないような工夫をしていけたらと思います。私のヘアやメイクによって喜んでもらえることがやりがいだなと感じるので、今後もいろいろな世代の人の節目や行事に寄り添っていきたいですね。

竹田 恵

新潟出身。美容師歴14年。結婚、出産を経てフリーランスのスタイリストに。ヘアメイクとしても活動中。2人の育児と仕事を両立しながら毎日奮闘中。白いご飯が大好きです。